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目次 目次Part71つ目(≫52~76) 2つ目(≫161~163) 3つ目(≫178~181) Part81つ目(≫88~89) 2つ目(≫149~157) Part22(≫47~57) Part7 1つ目(≫52~76) 37 22/02/17(木) 02 49 31 「なんとっ!おめでとうございまぁぁぁす!!特賞『温泉旅行券』、出ましたぁ~~~~!!」 「うそ…」 寒い冬の季節、今日もあいつの為に作る弁当の材料の買い出しに行ったときに たまたま貰った福引券でまさか特賞なんて… 夢なんじゃないかと思いつつもこの現実を嚙み締めたまま寮に戻る道を歩きながら色々考えていた。 「二人で行けるのか…誰と行こうかな…」 やっぱりいつも料理の時にお世話になってるクリークさん…? でもあの人なら断ってなんだか誘いを断って「他にもっといい人がいますよ~」とか言ってきそうだな… じゃあタマモさんやイナリ先輩…? いやあんまりあの人たちとはオグリと比べて接点無いしな… 「あ…」 無意識に避けていても、不意に出た名前。 『オグリキャップ』 何故無意識に避けていたのか、 何故アイツ以外に一緒に行く相手が他に思い浮かばないのか、 アイツを誘おうにもやっぱり誘いたくはないという謎の気持ちも現れつつ色々考えていると 「お、イチ」 「あ…オグリ…こんなとこで何やってたの?」 「いやあ、少し暇だったからここらをうろついてたんだ。そっちこそどうしたんだ?こんなところで唸って」 え。うそ、声出てた? 「あー…、さっき福引で特賞当ててさ、温泉旅行券。誰と行こうかなー…って」 「そうか、それは良かったな!…温泉か…どんな料理が出てくるんだろうな…!」 あーあ、完全に食べ物のことで頭いっぱいになってんじゃん… 「…一緒に行く?」 「え!?いいのか!?」 「まああんたがそんなに行きたいって言うんならね」 「ありがとう…!イチ…!大好きだ!」 「え、うわ!」 きゅ、急に抱きしめてきた!思いっきり! なんなのコイツ…! 「ちょ、ちょっと離して…」 「あ、ああ、すまないイチ、あまりにも嬉しくて…イチは本当に優しいんだな」 「え!?い、いやぁ…そんなこと無いわよ…」 あービックリした…心臓がまだバクバク言ってる… 温泉に入る前に火照ってしまった顔を冬の風で冷ましながらオグリと共に寮へと戻っていく。 明日にはオグリと温泉か… なんだかドキドキするな… ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 次の日の早朝。 ガサゴソと音を立てるオグリキャップに起きてしまったタマモクロスが話しかける。 「ふぁあ………なんやオグリ、朝から騒々しいな…ああそうか!今日イチと温泉旅行行くんやっけな」 「ああ、そうなんだ。それで念のために荷物の確認をな」 「一人でできるんか?ウチが手伝ったろか?」 「心配無用だ、タマ。…もうそろそろ来る時間だしな」 「来る?来るって誰が…」 コンコン ガチャ 「おはよオグリ、準備できたー?」 「ああ、出来てる。あとはイチに確認してもらうだけだ」 「あーなるほどなるほど、そういう訳か」ニヤニヤ 「?どうしてタマはにやけているんだ?」 「いやー?なんでもないでー」 こうして準備を終えたオグリキャップとイチは時間を確認しながらバスへと、そして新幹線へと向かう。 「イチ、すまないが弁当は無いだろうか…?いつもならイチの弁当を食べている時間なんだ…」 「ふふ、そう言うと思った。はい、クリークさんと一緒に作りおきしておいたの」 「…!流石だなイチは…!ではさっそくいただこう」 「あんまり食事に夢中になるのもいいけど、ちゃんと景色も楽しんでよね~」 「あ、ああ。分かってる」 ふふ、なんだか楽しいな。やっぱりたまにはお出かけも大事よね。 初めてのふたりでの遠出に会話は弾んで…昨日夜から準備したせいか話疲れて眠たくなって… ねむ………… ………… ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 「ん…」 あ、 …思わず寝てしまった、 気付いたら何かを枕にして横になっていたようだ… ん?、なんだろこれ…… 柔らか… 「お、起きたか、イチ。もうそろそろ着くみたいだぞ」 「ん…あ…うわ!」 お、オグリの太もも…!? 「うお、危ないぞイチ、いきなり起き上がったりしたら」 「あ、ごめん。じゃなくて!」 「?、どうした?イチ。ああ、景色を見れなくて残念だったんだな。でも慌てなくても大丈夫だ。帰りにならまた見れるぞ。」 「ああもう!、そうじゃなくて…!」 「?起こしてほしかったのか?すまない、起こしたら悪いと思ったし、それにイチの寝顔が可愛くて…ついつい見惚れてしまったようだ」 「な…」 思わず顔を赤らめる、駄目だ!このままじゃ完全にコイツのペースだ…! ここは冷静に。まるで気にしていないかのように! 「ふ、ふーん…ああそう…」 「お、もう着いたみたいだな、行こう、イチ」 「え、あ、ちょっちょっと」 あー、もう!なんなの! でも…少し怒りつつも「可愛い」と言われたことを思い出して…また赤くなって… ……もうやめやめ!それより今は旅行を楽しまなくっちゃ…! 『ついつい見惚れてしまったようだ』 駄目だ…走る新幹線の窓に映る景色と合わさって… まるでドラマのワンシーンのようで… 「なんなのよ…もう…」 「おお…!おーい!イチ、見てくれ!このぬいぐるみ動いてるぞ!可愛いな…!」 あ!だいぶ先に行ってる!もう! 「わかったからもう少し静かになさいよ!」 「む、すまない」 この旅行で本当に疲れが癒せるのかしら… でも、楽しそうだしいっか… そんなことを思いながら、はしゃぐオグリの後を追う。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ だいぶ日も落ちてきた頃… 私とオグリは旅館に着き自分たちの部屋で荷物を置き休んでいた。 「はー…楽しかったな…!イチ…!明日はどこを回ろう!できればさっきの行けなかった店も行ってみたいな…!」 「ふふ、そうね。とりあえず予定は寝る前に立てましょうか」 「そうだな。…?…なんでちょっと笑ったんだ?」 「いやあ、楽しそうだなー…って。なんだか見てたら私まで嬉しくなっちゃってさ」 ふふ、と笑う…イチのその笑顔が…なんだか… 「……!そ、そうか!それは良かったな!」 「?…なんかちょっと顔赤くない?大丈夫?はしゃぎすぎちゃった?」 「え!?いやあ?べ、別になんでもないぞ!さて!ご、ご飯はまだかな!」 「…?変なの。」 「……ずるいぞ…」 思わずつぶやく。 あんな笑顔見せられたら…なんだかこっちが… そんなこんなで飯も済ませ、とうとう温泉に入る時間が来た…が。 「……」 『ついつい見惚れてしまったようだ』 「……」 『なんだか見てたら私まで楽しくなっちゃってさ』 (…どうにも頭から離れない…!) お互い悶々としつつも用意を済ませ… 「じ、じゃあ行くか、イチ…!」 「え、ええ、そうね…!」 (どうしたというんだ…!?私は…!) (どうしちゃったの…!?私…!) とにかく気持ちを落ち着かせるために深呼吸をしてから扉を開けて―― 「あ…」 扉を開けた途端、入り込んだ夜風。 熱くなった顔がその夜風に吹かれて冷まされていき、 「…気持ちいい…」 「…そうだな…」 「…よし、さっさと体洗って温泉入っちゃいましょ!」 「そうだな。風も心地良いし、冬に入る温泉はあったかそうだ」 よし、なんとか気持ちは落ち着いた。 このまま過ごせばあとは… そんなことを思いながら色々考え事をする。 今日旅行券当てて良かったな…なんて事でも思いながら ザバッ さて…泡も洗い流したことだし、 「よし。入ろう、イチ。」 ゆっくり足から肩まで、浸かっていくとどんどん力が抜けていき 「ふぅーー……なかなかに気持ちいいわね」 「そうだな…!トレーニングの疲れが抜けていくようだ!」 温泉を堪能していく… 「これがまさに極楽ってやつか」、なんてことを考えていると 「……あ……なあイチ、…見てみろ。月が綺麗だな…満月だ」 「え!?あ、ああ、そうね……なんだか…落ち着くっていうか…」 「…そうだな…」 「…」 不意に そっと 手が触れる。 (あ…) (手…触れちゃった…でも…オグリ気付いてない…のかな…) … ちょっと…ちょっと、だけ… まだ…良いなら… (このまま…でも…) 「…」 静かに時間が流れていく… 一生こんな時間を過ごしていたい…なんて… …でも、いいかな… 「…?な、なあ。イチ、大丈夫か?」 「…ん?…あ…」 私… 「のぼせちゃった…みたい…」 「…!大変だ…大丈夫か…!私が今脱衣所に運ぶからな…!」 「…ん…ありがと…」 「ッく…!ダメだ!どうやらッ…私も少しっ…ハァっ…のぼせた…みたい…」 「だいじょうぶだよ…オグリ…ここまで出たならあとは風に当たって冷ませばいいし…それに人もすくないし…」 「む、そうか…じゃあ私も少し…ふぅ…」 風に当って… 「ふふ、今の私たち…よそから見たらだいぶはしたないね…」 「はは…!そうだな…でもなんだか…良い気持ちだ…」 「私も…」 「……」 「……ハッ…危ない、あやうく寝てしまう所だった。イチ、もうそろそろ出よう」 「ん…そうだ…ね」 ゆっくり起き上がる。 なんだか逆に疲れた気もするが… まあ気持ち良かったし、良しとしよう。 「……」ボー 「ん?どうしたの?オグリ。まだちょっとのぼせてる?」 「ああ、いや、なんだか…月を見てるときのイチの表情を見て…。綺麗だったなー…と。」 「え?」 「あ」 …どうやら、流石にあのにぶにぶオグリも自分の言ったことに気付いたらしい 「あ!いや、こ、これはだな、その…だな…」 「い、いや!大丈夫!私も、あのっその…、私も、なんだか綺麗だな…って思ってたから…」 「え!?」 「あ!い、今のは、あ、違くて…!」 「……」 「部屋…もどろっか…」 「…うん…」 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ ぼふっ 「はーー、つかれたー!」 「ああ、まったくだ」 「よし、さっさと寝て明日に備えましょ」 「そうだな、もう電気を消すか」 カチ…カチ… 「ふぅ……」 今日の旅のことを色々思い出す… バカみたいにはしゃぐオグリを思い出し、ついつい笑みがこぼれてしまう そんな時だった。 「な、なあ。イチ。まだ起きてるか…?」 「ん?どうしたの?」 「あ、あの……そっちの布団に入っていいか…?」 「え、え!?なんでそんないきなり…」 「いや、なんだか布団に入ってると落ち着かなくて…何しろ今日はほとんどはしゃぎっぱなしだったんで…」 「はぁ…しょうがないわね…ほら、どうぞ」 「!ありがとうイチ…!じゃあ、お言葉に甘えて…」 もぞもぞと私の布団に潜りこんでくる様はまるで子供の様でなんだかお母さんにでもなった気分だった 「ふぅ……やっぱり人が居るとなんだか…心地いいな」 あ…ダメだ、これ思っていたよりドキドキするやつだ…! 「あ、ああ、そう…と、とりあえず明日はなるべく早く出かけたいから、もう寝ましょ!」 「そうだな、おやすみ、イチ」 …!ダメだ、こんな距離でそんなこと言われてドキドキしないはずがない…! 「………なあ、イチ…」 「…こ、今度は何…?」 「……こんな時に言うのもあれなんだがな…私はイチと出会えて本当にうれしいんだ」 「イチが今までどんな思いをして私と過ごしてきたか私は知らない。」 「あの日…イチがどんな思いで私に弁当を渡したのかは知らないんだ…」 「…あの日…どんな辛い思いをしたのか…」 「…………うん…」 「でも…でもな…私はあの日、本当に嬉しかったんだ…弁当をくれたあの日…そに今までも…今も…」 「一緒に遊びに行ったりもしたし、タマやクリークやイナリと一緒にご飯を食べたりしたな…」 「他にもいろんな思い出がある…イチとは楽しい思い出ばかりだ…」 「どれもかけがえのない、大事な思い出なんだ。」 「でも…さっき色々考えてて…、そのときふと思ったんだ。」 「今日を今までの…どんな日よりもかけがえのない日にしたい…って」 「……え…?」 「私は…私は今日…イチが見せてくれた笑顔にな…なんだか…なんだろうな…なんて言えばいいのか…」 「私はあまりこういうことを言葉にするのが苦手なんだがな…言葉にするなら…そうだな…」 「『惹かれた』…とでもいうべきか…」 「そう、そうだな…それが私にできる表現だ…」 「今日見せてくれた君の笑顔に…君のあの言葉に…月に見惚れていた表情を…月よりも綺麗に感じて…それで…」 「…まあ、とにかくそういうことだ。今まで以上に君に惹かれているんだ…今、私は…イチに…」 「イチ…君は…この感情に応えてくれるか…?」 …黙って聞いていたら…とんでもないこと言いだして… 私が今までどんな気でいたかも知れないで…! でも… オグリも… …「ふぅ」、と息を付く。 ダメだ、一息付いたところで落ち着くわけもない。 ドキドキが止まらない。 そりゃそうか。そんなこと言われたら…、なんて思いつつ。 もう、どうにでもなれ、と… 「ねぇ……オグリ…」 「な、なんだ…?…イチ…」 私は何も考えずに、 オグリの手を引き、 自分の胸に押し当てた。 「なっイチ、な、何を…!」 「オグリ…静かに…」 「…!」 「聞こえる…?私の心臓の音…」 「う、うん」 「じゃあ…今度は私の…顔に触れて…」 「わ、わかった…、ん…なんだか…熱い…な」 「そう…私ね、オグリにそう言ってもらえて…凄く嬉しいの…」 「こんな自分がたまに嫌になるけど…オグリはいつも優しくしてくれて…」 不意に涙が零れ落ち、頬を通る、 「それで…私は…本当に嬉しくて…」 「私もね、今日オグリの言葉が…オグリの気持ちが…全部…」 「……はは、私もよくわかんなくなっちゃった」 「イチ……」 「…でも……うん、これだけは言葉に出来る…」 「私も…オグリと今日を…かけがえのない日にしたい…」 「…!い、イチ……!」 な、なんだこれは… 今までのどんな時よりも…初めてイチに惹かれたあの日よりも…! ずっと胸が…!ドキドキしている…! そうか…これ…が…イチと同じ… 「ふふ…張り裂けそうだな…」 私はこの苦しさに思わず、 むくりと起き上がる。 「…?オグリ…?」 私は…イチを起こして 「な、なあ!イチ……!」 私も…何も考えずに、 イチの手を引き、 自分の胸に押し当てた。 「…オグリ…?」 「イチ…。君なら分かるだろう…?…これが…どういう意味か…」 「私も…君の気持ちに…応えたい…」 「オグ…リ…」 「…イチ…」 月の光に照らされた君は… なによりも美しくて… 思わずその唇に… 「あ……」 …………………… ……………………………………! ……… ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ …………………………………… 鳥の声がする… 「はは…朝…ね…」 薄く青がかった空をみて少し笑う。 「そう…だな…」 …なんだか思わず顔が赤くってしまう… 「ねえ……オグリ…」 「ん……なんだ…?」 「もし…ね…卒業したら…一緒に…」 「…!あ、ああ…!いいぞ、もちろん…!」 「ふふ、よかった…!」 …ああ、まただ。君の笑顔はどんな時でも…ずっと…ずっと素敵で… 「な、なあ、イチ。もう少し…もう少し起きててないか…?なんて…」 「…へー、オグリって…意外とむっつりなんだー」 「な、ちっ違うぞ!これはだな…!」 「ふふ、冗談よ!」 「むう…。イチは意地悪だ…」 「オグリほどじゃないわよ、夜…あんなに意地悪して…」 「そ、それは…すまない…」 「いいよ、別に。良かったし…」 「…!そ、それは良かっ…た…」 だめだ…がまん…できない… 「え?オグリ…?」 「…クカー…クカー…」 「寝た…?」 それもそうか…いつもなら寝てる時間とっくに過ぎてるもんね… 「…ちょっと期待してたんだけどな…なんて…」 そんなこと言っちゃったら私の方がむっつりみたいじゃん なんてくだらないことを考えながら… 「おやすみ、オグリ…」 …深い眠りに落ちる。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 温泉旅行後、バスに乗り寮へと戻ってきた二人。 「…お、帰ってきたで!クリーク、イナリ!」 「てやんでい!ずいぶん遅い帰りだったじゃねえか!」 「…?なんだかおふたりの雰囲気が違って見えませんか…?……あっ…あらあら~!うふふ…!」 「なんや?クリーク、なんかあったんか?」 「ふふ、ほら見てくださいあれ…!あんなに手を繋いじゃって!」 「な、なんだって!?…ほんとだ…あ、あの二人に二日で何があったってんだ!?」 「なにってそりゃあ…なあ、あんまり言うのも野暮ってもんやろ…」 「まあまあ、まずはとりあえずおふたりから土産話でも聞きましょうよ~!」 「そうやな!クリーク!今日はお赤飯炊いといたほうがええかもな!」 「は~い」 こうして、帰ってきた二人は三人に茶化されながらも楽しく旅行を過ごせた。 かけがえのない思い出を抱えて。 終 ページトップ 2つ目(≫161~163) 37 22/02/21(月) 11 34 06 「それでさー、ほんとまいっちゃうよねー…だってあんなこと言わないわよ?普通…あんなとこで」 この子はイチ。私と同室でいつもオグリキャップに弁当を作ってあげている。 当初は嫌がらせ目的だったが徐々にそれは名ばかりになっていき最終的にはただ、飯をあげているだけになっていた。 「まあ、オグリ先輩ってそういうところあるらしいしね、天然って話はイチの話でしか聞いたことないけど。」 「な、なによその言い方、まるで私しか言ってないみたいじゃない」 「だからそう言ってるのよ」 「うそ、皆知ってるもんだと思ってた…」 「オグリ先輩と一緒にいる後輩なんてあんたぐらいしかいないしねー」 「まあ…それはそうだけど…」 「じゃあ皆に言いふらしてみたら?「オグリは天然ですー」とか」 「まさか!わざわざ言うような事じゃないわよ」 「ふふ、それもそうか」 「あ、そろそろ消灯時間よ」 「え?もうそんな時間か…」 「じゃあ電気消すわよー」 「うん、イチ、おやすみ」 「おやすみモニー」 布団に潜り 瞼を閉じる 今日のイチとの会話を思い出す 今日のイチの姿を思い出す 今日もイチのことで頭がいっぱいだった…なんて考える。 わかってる。 イチがアイツのことを好きってことぐらい いつも見てきたから アイツの話をしてる時がどんな時より幸せそうだったから 初めて気が付いたときは一人で隠れて泣いてたっけな、なんて恥ずかしいことを思い出す もう叶わない筈なのに 私があの子の一番にはなれないって わかってる筈なのに でも、諦めきれない 頭ではわかってても心が諦めてくれない イチがアイツと楽しそうに話している姿を見るたびに胸が苦しくなる。 イチと話している時に見せる笑顔を見ると思いっきり抱きしめたくなる。 この欲望が尽き果てることは無いということはわかっている。 だから、 今日も 本当の私を抱えたまま 「……イチ、おやすみ……」 ページトップ 3つ目(≫178~181) 37 22/02/22(火) 14 17 36 「ふー…やっぱ屋上は風が気持ちよくてええな…」 珍しくオグリが風邪引いたらしく、珍しく昼休憩に一人になったからどうせなら休めそうなとこを… と思っとったんやけど なんや先客おったんかいな、邪魔やろうしここは… 「んー…?なんやアイツどっかで見たような気が…」 「あっ」 思い出した!アイツ確かイチと同室の子や! 前にチラッと見ただけでよう覚えてんな~ウチ …あんなとこでなにぼけーっとしとるんや…? …聞いてみるか 「なあなにしとるん?えーっと、名前は確か…」 あかん、肝心の名前を思い出せとらんかった 「…エイジセレモニーです、タマモ先輩こそなんで?」 「ああ、ウチ今日トレーナーに休ませてもらっててな。それでここって風気持ちええやろ?だからちょっとな、 で、…アンタはこんなとこで何をしとるん?」 「私…は…なんでもない、です。なんとなく…」 「…本当になんでも無いんやったら唸ったりせんやろ、まあとりあえず話してみいや」 「…でも……分かりました、…誰にも言わないでくださいね…?特にイチや…オグリ、には」 「おう、安心しぃ、ウチ結構口の固さには自信あんねん」 「そう…ですか、じゃあ言いますね…」 「……実は、私…私知ってるんです、イチがオグリのことを好きな事……」 「でも、諦めきれなくて…!そんな自分が嫌で…わ、私…は…」 ……!?な、泣いとる!?待…… 「ちょ、ちょい待ちい!お、落ち着かんかい…」 とりあえず泣いてるコイツをなだめた後、色々考えた ……いやこれウチにはどうすることもできひんやろ… まあ聞いたんはウチやねんけど… コイツの表情とかを見るに多分ホンマなんやろうな… 「…よし、…とりあえず今度からまたここに来い。」 「え?」 「…正直なとこ、ウチにはなんとも言えん。アンタを応援したいちゅう気持ちもあんねんけど… はっきり言うて、オグリとか…イチのことも応援したい。ウチにはどっちかを…諦めることなんか出来ひんからな。 でも話ぐらいなら聞けるやろ?話すだけでもだいぶ気ィ楽になるやろ。まあウチにはこんぐらいのことしかできんから…」 「…!ありがとうございます…!タマモ先輩!本当に…」 「いつも苦しかったんです、ひとりで抱えてて。同室だったし、好きだったしで… どうしようもなくただずっと…でも、タマモ先輩に会えてよかったです!おかげでやっと…少し楽になれます…」 「そうか…まあアンタもあんま思い詰めたらアカンで、わかったか?」 「はい!」 「お、チャイム…昼休憩も終わったしウチももうそろそろ教室帰るわ」 「はい!ホント、ありがとうございました!」 「…ハハ、今日からもっと惚気話聞かなあかんのか…」 タマモクロスは今後の苦労と楽しみに、少し笑った。 終。 ページトップ Part8 1つ目(≫88~89) 37 22/02/28(月) 02 16 26 「どこで食べようか…」 昼、食堂でご飯をどこで食べようかと席を探していると、 それを見つけた。 「……?」 あれは…イチ、と… 誰だ…? ずっとイチのことを見ているようだが… 「お、イチじゃん。隣いい?」 「ん、いいわよ」 イチの知り合いだったのか…友達か? 楽しそうに喋っているな… もしかして私が今行ったら邪魔になるだろうか… …どうしよう…… 「よう、オグリ。どないしたん?こんなとこで突っ立って」 「あ、ああ、タマ、タマこそどうしたんだ?いつもなら既に食べ終わっているだろう」 「あー…まあ色々あってな、可愛い後輩の話聞いとってん」 「なるほど…私は…どこに座ろうかと思っていてな、席を探していたんだ」 「ほーん、ほなあそこ座ればええやん。イチん所…あ」 (モニーも一緒かぁ…どないしよ、二人の邪魔にならんとええけど) 「イチの隣…でも見てくれ、となりにイチの友達が座ってるんだ。邪魔になるかもしれないからどうしようかと迷ってて…」 「…ほなウチが聞いてくるわ、それならええやろ」 「え、ま、待ってくれタマ」 「なあモニー、となりええか?」 「あ、タマさん。いいですよ全然」 「ええってー、オグリー」 (オグリ…オグリ!?) 「あ、ああ。わかった。今行く。」 (オグリ…そういえば話すのは初めてか…一応挨拶しなきゃな…) 「こ、こんにちは。初めましてですよね…一応…」 「オ、オグリキャップだ、こんにちは…」 「なにかしこまってんのよオグリ、この子、私の友達でエイジセレモニーっていうの」 「そ、そうか。よろしく、モニー」 「よ、よろしく…」 (なんだろうこの感じ…話してると警戒心が無くなるというか…気が抜けるというか…) そりゃ…好きにもなるよね… (あかん!モニーの顔がちょっと曇っとる!なんか話を…!) 「と、とりあず食おか!」 「そうだな、もうお腹がぺこぺこだ」 (それにしても…なんでさっきモニーは少し不機嫌そうだったんだろうか…何かやってしまったのか…?) (なんでオグリとモニーがちょっとしょげてるのかしら…なんだかんだ言ってやっぱり二人ともよく分からないわね…) それはそれとして食事は楽しく終わった 終。 ページトップ 2つ目(≫149~157) 37 22/03/07(月) 03 56 11 朝、目が覚める。 いつもイチが部屋を出る音で騒々しいはずの朝が今日はやけに静かだった。 イチまだ寝てる… なんか変だな、と思い顔を覗いてみる。 息が荒く、顔が赤い。 おそらく風邪だ、それもまあまあ重症 「おーいイチー、生きてるー?」 ……返事が無い。 もしかして相当ヤバい感じ? 数時間後 「ふう…これでひとまずは安心かな」 「ありがとうございます、フジ寮長」 「フフ、礼なんていいよ。大事なポニーちゃんが風邪を引いてるんだ、当たり前の事をしただけだよ。後は一人でできるかい?」 「はい、任せてください」 フジ寮長のおかげで一応大丈夫にはなったらしいけど、それでもやっぱり不安なので私がつきっきりでイチを見ておく事になった。 理由としては心配っていうのもあるけど、やはりあのオグリと二人っきりで居られるのがたまんないっていうのも…まあ無くはない… ご飯とか飲み物とかはクリークさんに頼んであるからとりあえず私に出来ることといったら見ておくことぐらいか それだけしか出来ないとなるとなんだか友達として情けないな、なんて思いながら椅子に腰掛ける。 …もう何時間経ったんだろうか… あ、 イチの服ちょっとはだけてる。 …熱いだろうしこのままにしておくか …イチまだちょっと苦しそう… ……イチの…はだけた服… ……イチ…の火照った顔… ……イチ…の荒い息… 鼓動が速くなる 息が荒くなる そのとろけた表情がまるで私を誘惑しているようで、 (…だーーー!!!ダメだダメだ!!何考えてるんだ私は!病人に対して!) 「…ん」 !? お、起こしちゃったかな… 「……オグリ……」 ……… はぁ… イチの一言が私をクソみたいな現実に引き戻す そうだ、そうだよ。 何を考えてるんだ私は どんなに想い続けても夢は叶いやしない 理不尽な現実。 …… そんなこと わかっていても 愛おしく 思わず触れたくなる。 そんな人 この手がそんな人の頬に そっと近づく。 これは これは、体温を測るため だから、なんの問題もない。そう、 そう自分に言い聞かせ、震える手を頬に当てる。 「んあっ…」 「ッ…!」 その声に驚き、一瞬固まる。 赤く染まった顔から発せられる音は淫らにも聞こえ、私を掛からせる。 「…フーッ…フーッ…」 (どうか、イチが起きませんように…) 汗が吹き出す 心臓の鼓動が速まる 呼吸が整わない どうせ、どうせ叶わないなら、どうせ いいよね、こんなチャンス滅多にないんだ。 ずっと、こうしていたかった 私の「妄想」は今から私の「思い出」になる。 唇を 近づける 何も知らずに眠る天使への口づけ、その背徳感による興奮と抑えられぬ衝動で胸が苦しくなる。 イチ、イチ。 愛してる、例え貴方が他の誰かを好きでも。 誰よりも 息がかかる程近づいた唇と唇は やがて触れ合う。 …触れ合ったまま、何分経っただろうか もしかしたらまだ一分も経っていないかもしれない 初めて覚える感触とその興奮で冷静でいられなかった。 頭が空になっていく まるで世界にイチと私だけしかいないような感覚に陥る。 神様、ああ神様。 どうか私をこのまま 「すみませ〜ん、両手が塞がってて、開けてくれませんか〜?」 「!!!は、はい!!」 慌てて離れる 「クリークさん…」 「フフ、おかゆ、作ってきました。それにモニーちゃんもお腹空いてるでしょう?はい、これ!」 皿いっぱいに盛り付けられたカレー、具材には野菜もある 「美味しそう…いいんですか?貰っちゃって」 「もちろんですよ〜、こんな時間までイチちゃんを見てくれている、お礼みたいなものです〜」 こんな時間…? あ、もうこんな時間だったんだ… 「では、お言葉に甘えて…あ、イチ」 「…」 「丁度よかった、一緒にご飯たべよ」 「う、うん」 「では、ありがとうございました、クリークさん」 「うふふ、全然良いんですよ〜、イチちゃんも早く良くなってくださいね〜、オグリちゃんも寂しがってましたよ〜」 「は、はい。ありがとうごさいます…」 …?まだ元気無いのかな 「よし、じゃあ食べようか」 「う、うん」 (気のせいだよね……夢だよね、モニーがあんな…) 「…?まだ顔赤いね、大丈夫?」 「え!?あ、ああ、うん。大丈夫、大丈夫…」 「そ、よかった」 (あれは夢…夢…にしてはやけに感触がリアルだった…でも…) 自然と布団を握る手が強くなり、鼓動が早まる。 落ち着け私、落ち着け。 よく聞く話じゃん、熱があったら変な夢を見るなんてことぐらい。 だから大丈夫、大丈夫。 (カレー食べてたらなんか冷静になってきた…) 何やってんだろうな私… こんなことやってるって知られたら失望されちゃうよね… そう、わかってる筈なのに 思い出しただけで… 胸が 張り裂けそうになる。 後日モニーは風邪を引いた 終。 ページトップ Part22(≫47~57) 二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 02 44 35 確かお風呂の後だった タマモ先輩の部屋に来てた時に、そう呟いた 「なあモニちゃん」 「なんすか」 「いっぺんウチの名前言うてみてや」 「ええ…また藪から棒に…えー…タマモ先…輩?」 「モニちゃんさあ、オグリのことは呼び捨てにしてるやんなぁ」 「え?あーまあ、ハイ」 「それやったらさ…なんでウチの事は呼び捨てにせえへんの?」 「えっ」 「…」 なんか今ドキっとした…なんでだ…? 「なんでって…そりゃあ先輩だからですよ」 「ほなオグリはなんで呼び捨てなん?」 「…うーん…ライバルの真ん前で言うのもアレなんスけど…あんまし先輩としての貫禄を感じないというか…」 「あー…まあ…あいつ割とレース以外やとぼけーっとしとるトコはあるからなあ」 「まあ、レースの中継とかみてるとやっぱりG1ウマ娘なんだなって感じではあるんですけどね」 「ほーん…それやったらウチのことも呼び捨てにしてみいや」 「それやったらって…なんでですか」 「あー…まあウチのことはええねん…そうそう気になるっちゅうだけやし」 「はあ…まあそれなら」 「…タマ…」 待て、なんだこの気っ恥ずかしい感じは 「も……く…ロス…」 「…いやなんでフルネームやねん、ちゃんとタマって呼んでみい」 「なんだ…!?なんでだ…!?いや違う、よし、ちゃんと言うぞ、ちゃんと言うぞ!」 はあ~顔あっつ!マジで何でだ…! 「……た…タマ…!」 「……お、おう…」 「…なんスかその反応…なんで顔赤くしてんスか!」 「…モニちゃんこそ真っ赤っかやんか」 「これはっ…よくわからんですけども…」 「とにかくやな…まあこれからはそっちのが違和感無いっちゅうか」 「はぁー?いや、ムリですよ…」 「なんでや、今言えてたやんか」 「いや…それは…むぅ」 「とりあえず…」 「…いや、違う、不公平だ!」 「は?」 「タマモ先輩も私のことモニちゃんって呼んでますよね、呼び捨てにしてくださいよ」 「いや、ウチは別に」 「別にってなんですか、私だって別にだったんですけど」 「ええ…いや…」 「なにモジモジしてんスか、さっさと呼んでくださいよ」 「でも…」 あっ なんだ、この、ああ この人をめちゃくちゃにしてやりたい 「…あったま来ちゃった」 「え、あ」 私はタマモ先輩の腕をつかむと そのままベッドの上に押し倒し 力のまま抑え腹の上に跨り 顔を近づけて 「…ほら…呼んでくださいよ」 「………」 頬を汗が伝う 数秒しか経ってない筈なのに、何時間も時が経ったように思える …手汗が滲んできた 「…あんま舐めとんちゃうぞ」 「うっおぉ!」 そう呟いた先輩は私の手から腕を抜け 咄嗟に肩を掴み 押し返し 唇と唇がくっついてしまう程の距離で 「…モニー」 そう囁いた 「は…………はい……」 …うぅ…顔が溶けそうだ… 「…っと……あんまし後輩イジめすぎたらあかんな…」 「…はぁ…はぁ…」 汗を拭う (髪いい匂いだった…とか思ってみたり) 「あー…顔洗ってくるわ、ウチ…」 「……」 今日の事は水に流そうってか 「あの……今日の事は…」 あほか なんでか腹が立った私は タマモ先輩の傍に歩み寄り 「あ、あの…モニちゃん?」 ほっぺを掴んでやった 「ぶえ」 (やっぱし…やわこいな…) そんで キスをしてやった 「…」 「────!?」 タマが離れようとするが それが反って私に火をつける 「っ……!」 髪がくしゃくしゃになるほど抱きしめてやった 頭ん中がとろける感覚、あー…キスってこんな感じなんだな 「………」 次第にタマは抵抗する気すら滅入ってしまったようで 「…」 ゆっくりと 私を抱き締め始めた (…あれ、どんくらいキスしてんだ私) …ちょっとだけ 我に返って 「…ぷは……長すぎやろ」 「ああ……すい…ません…」 離してしまう 「その…」 「…まあ…別に嫌やなかったけど…いきなりちょっとハードやないか?その……舌は」 「……え、あれ、入れてましたっけ」 「は!?無意識やったん!?ウチの純情返せどアホ!」 可愛らしくボカボカ叩いてくる 「ふふ、あ、いてて、あ、けっこう痛い」 「ハハハ、はぁ……あー…そんじゃまあ夜も更けとるし……」 「これ以上は…その……時間的に、ですね」 「まあ、せやな」 … 「それじゃ、また明日……タマ」 「……ほな…モニー」 ページトップ
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アンカー関連 No.4228 【スタンド名】 ブラック・エンペラー 【本体】 元『アンカー』所属、現『ディザスター』所属の風格漂う暗殺者 【能力】 触れると発火する花びらを、花吹雪のように大量に放つことができる No.7809 【スタンド名】 ザ・プリテンダー 【本体】 『アンカー』の紋章が施された衣服を着た人物に家族を殺され愛する人を奪われた青年 【能力】 どんなモノでも掴み、握ることができる No.8752 【スタンド名】 ディープ・シー・スゥイング 【本体】 『アンカー』客分。常に潜水服を着ている、元潜水艦の乗員 【能力】 触れた生物が急速に現在の場所から高いor低い場所に移動した時に「減圧症」の症状を引き起こさせる + アンカー関連に追加
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海賊アンカー パラメータ 初期コマンド 覚える技 海賊アンカー 出現条件 クラスチェンジ派生 解説 コマンドサンプル(【かばう】型) コマンドサンプル(【会心の一撃】型) 他メディアにおいて 台詞 海賊アンカー パラメータ 属性 水 HP 127-134 クラス ☆☆ 攻撃 25-26 種族 戦士 素早さ 8 EX(ボタン連打) 海賊の意地→アンカーの意地 入手方法 対CPU戦で出現、カード化可能 初期コマンド # ★ ★★ 1 ミス かばう 2 こうげき かばう 3 こうげき! こうげき! 4 ためる こうげき! 5 ★→★★ 会心の一撃 6 会心の一撃 会心の一撃 覚える技 単体選択攻撃 こうげき こうげき! 会心の一撃 ランダム攻撃 全体攻撃 防御 かばう 回復 強化 召喚 異常 EX増減 コマンドパワー増減 ためる ★→★★ 技変化 無効 ミス 海賊アンカー 出現条件 ☆クラス合計 ~6 ☆クラス合計 7~9 クラスチェンジ派生 海賊アンカー(Lv10)+怒りの錨→怒の海賊アンカー 解説 EX技は、自分のHPを999回復し、永続的なかばう状態となる技。同時に水属性の技のダメージを軽減する効果(下位だと40%程度、上位だと90%程度減らす)を持つ。 ロボ四式などと同じく、発動後に【かばう】を使用すると上書きされてしまうので注意。 【かばう】と併せて壁役に適しているが、クラスチェンジ後は攻撃力の上がる【怒りシントウ】を覚え、攻撃もこなせるようになる。 クラスチェンジ後の怒の海賊アンカーは(BOSS)邪帝クジェスカの出現条件の一つとなる為、どんな役割を担わせるかよく考えて育成していきたい。 コマンドサンプル(【かばう】型) # ★ ★★ 1 かばう かばう 2 かばう かばう 3 かばう かばう 4 かばう かばう 5 かばう かばう 6 かばう かばう コマンドサンプル(【会心の一撃】型) # ★ ★★ 1 ミス ミス 2 ★→★★ こうげきorかばう 3 ★→★★ 会心の一撃 4 ★→★★ 会心の一撃 5 ★→★★ 会心の一撃 6 ★→★★ 会心の一撃 アプリ版 v1.8.10で作成確認 怒の海賊アンカーに進化させて使用する場合、進化後に2リールの【こうげき】を【ためる】に変化させると良い。 そうすることで、【会心の一撃】が【★★→★★★】と同コストのため育成が楽になるのである。 他メディアにおいて 漫画「ぼくのケロゴン」において、彼に瓜二つな人物が主人公スサオの父親として登場。 主に魚屋を営んでいるが、ウサギ小屋を一から作り直すなど、大工としての技術も高い。 反面、強面であるためか、周りの人々から怖がられたり、悪人扱いされてしまうこともある。 台詞 登場 「俺はアンカー!いっくぜぇ!」 攻撃前 「よう!」 こうげき 「」 会心の一撃 「よーっ、しゃー!」 かばう 「へっ、任せろや!」 ミス 「ぐあ!」 ステータス↑ 「よーう!」 ステータス↓ 「」 麻痺 「」 ダメージ 「」 EX発動 「俺の仲間に手出しはさせねぇぜ!」 EX技 「海賊の意地を舐めんじゃねえぞぉ!うおりゃあああ!」 超EX技 「俺にも意地ってもんがあんのよ!うおりゃああああ!」 勝利 「まっ、こんなもんだわな!」 撃破 「おかしら、すまねぇ!」 排出(加入時) 「逃げ出すんじゃねぇぞ?」 排出(通常) 「いくぜ!野郎ども!」 排出(Lv10) 「お前なら船を任せられるかもな」
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海賊アンカー パラメータ 成長パターン 初期コマンド 覚える技 海賊アンカー 出現条件 クラスチェンジ派生 解説 コマンドサンプル(【かばう】型) コマンドサンプル(【会心の一撃】型) 他メディアにおいて 台詞 海賊アンカー パラメータ 出現章 新5章 性別 男 属性 水 HP 127-134 クラス ★★ 攻撃 25-26 種族 戦士 素早さ 8 EX(ボタン連打) 海賊の意地→アンカーの意地 入手方法 対CPU戦で出現、カード化可能 成長パターン + HP 赤字 はA個体とB個体で差異がある箇所。 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 ランク F 127 129 132 134 137 139 142 144 147 150 E 128 131 133 136 138 141 143 146 148 151 D 130 132 135 137 140 142 145 147 150 153 C 131 134 136 139 141 144 146 149 151 154 B 133 135 138 140 143 145 148 150 153 156 A 134 137 139 142 144 147 149 152 154 157 + 攻撃 赤字 はA個体とB個体で差異がある箇所。 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 ランク F 25 25 26 26 27 27 28 28 29 30 E 25 26 26 27 27 28 28 29 29 30 D 26 26 27 27 28 28 29 29 30 30 C 26 26 27 27 28 28 29 29 30 30 B 26 27 27 28 28 29 29 30 30 31 A 26 27 27 28 28 29 29 30 30 31 + 素早さ 赤字 はA個体とB個体で差異がある箇所。 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 ランク F 8 8 8 8 9 9 9 9 9 10 E 8 8 8 9 9 9 9 9 9 10 D 8 8 9 9 9 9 9 9 10 10 C 8 8 9 9 9 9 9 9 10 10 B 8 9 9 9 9 9 9 10 10 10 A 8 9 9 9 9 9 9 10 10 10 初期コマンド # ★ ★★ 1 ミス かばう 2 こうげき かばう 3 こうげき! こうげき! 4 ためる こうげき! 5 ★→★★ 会心の一撃 6 会心の一撃 会心の一撃 覚える技 単体選択攻撃 こうげき こうげき! 会心の一撃 ランダム攻撃 全体攻撃 防御 かばう 回復 強化 召喚 異常 EX増減 コマンドパワー増減 ためる ★→★★ 技変化 無効 ミス 海賊アンカー 出現条件 クラス合計 3~6 クラス合計 7~9 クラスチェンジ派生 海賊アンカー(Lv10)+怒りの錨→怒の海賊アンカー 海賊アンカー+海賊アズールor雪戦士スノー→ヨルド 解説 EX技は、自分のHPを999回復し、永続的なかばう状態となる技。同時に水属性の技のダメージを軽減する効果(下位だと40%程度、上位だと90%程度減らす)を持つ。 ロボ四式などと同じく、発動後に【かばう】を使用すると上書きされてしまうので注意。 【かばう】と併せて壁役に適しているが、クラスチェンジ後は攻撃力の上がる【怒りシントウ】を覚え、攻撃もこなせるようになる。 クラスチェンジ後の怒の海賊アンカーは(BOSS)邪帝クジェスカの出現条件の一つとなる為、どんな役割を担わせるかよく考えて育成していきたい。 コマンドサンプル(【かばう】型) # ★ ★★ 1 かばう かばう 2 かばう かばう 3 かばう かばう 4 かばう かばう 5 かばう かばう 6 かばう かばう コマンドサンプル(【会心の一撃】型) # ★ ★★ 1 ミス ミス 2 ★→★★ こうげき or かばう 3 ★→★★ 会心の一撃 4 ★→★★ 会心の一撃 5 ★→★★ 会心の一撃 6 ★→★★ 会心の一撃 アプリ版 v1.8.10で作成確認 怒の海賊アンカーに進化させて使用する場合、進化後に2リールの【こうげき】を【ためる】に変化させると良い。 そうすることで、【会心の一撃】が【★★→★★★】と同コストのため育成が楽になるのである。 他メディアにおいて 漫画「ぼくのケロゴン」において、彼に瓜二つな人物が主人公スサオの父親として登場。 主に魚屋を営んでいるが、ウサギ小屋を一から作り直すなど、大工としての技術も高い。 反面、強面であるためか、周りの人々から怖がられたり、悪人扱いされてしまうこともある。 台詞 登場 「俺はアンカー!いっくぜぇ!」 攻撃前 「よう!」 こうげき 「」 会心の一撃 「よーっ、しゃー!」 かばう 「へっ、任せろや!」 ミス 「ぐあ!」 ステータス↑ 「よーう!」 ステータス↓ 「」 麻痺 「」 ダメージ 「」 EX発動 「俺の仲間に手出しはさせねぇぜ!」 EX技 「海賊の意地を舐めんじゃねえぞぉ!うおりゃあああ!」 超EX技 「俺にも意地ってもんがあんのよ!うおりゃああああ!」 勝利 「まっ、こんなもんだわな!」 撃破 「おかしら、すまねぇ!」 排出(加入時) 「逃げ出すんじゃねぇぞ?」 排出(通常) 「いくぜ!野郎ども!」 排出(Lv10) 「お前なら船を任せられるかもな」
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161 :無名草子さん :2007/06/14(木) 13 35 54 確かに佐々木毅「現代政治学の名著」はいいな。 モーゲンソーが要約してあるし。 ⇒アマゾンリンク
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目次 目次Part101つ目(≫140~143、≫145)※嘔吐表現あり 2つ目(≫178~181)≫176、177より派生※嘔吐表現あり Part11(≫115~118) Part121つ目(≫81) 2つ目(≫97)≫96より派生 3つ目(≫131~133、≫143~148、≫157~158)≫129より派生 Part21(≫34~36)※嘔吐表現あり Part10 1つ目(≫140~143、≫145)※嘔吐表現あり 140 二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 17 00 30 食堂でご飯を食べて、モニー達とだべっていた時だった。 「イチ」 「…オグリ?」 泣きそうな音が耳に刺さる。 「…イチ」 「どうしたの?」 振り返ると、耳もしっぽも死んだように萎れているオグリキャップがいた。 「……イチィ…」 縋るように近づいてくる。 「な、なによ。どうしたのよ急に。」 いよいよ抱き着かれた。 胸に顔を擦り付けている。 「…い、イチ、イチィ……」 「なによ急に!」 オグリが顔を上げる。 端麗な顔は歪んでしまっていて、悲痛な叫びを秘めていた。 「う、うわあああぁぁぁ……!!」 「泣いた!?」 いきなり泣き出したため周りの注目を買ってしまう。 「ほ、ほら、場所変えるわよ!おぶってくわ!」 「うわあぁぁあ…!」 離れてくれたオグリを急いでおんぶ、自分の部屋に向かった。 「それで、どうしたのよ。」 「う、うぅ……」 一通り泣き終えて少し落ち着いたオグリに話を聞く。 「い、いや、迷惑かけ、たな。」 オグリがよろよろと立ち上がる。 「もうだ、大丈夫だ。失礼した…」 「バカッ!」 オグリの腕を掴んでベッドに座らせる。 「あんだけ大泣きして、大丈夫だって?ふざけんじゃないわよ!!」 はっ。 気づいた頃にはもう遅く、再びオグリが泣きそうになっている。 (しまった、メンタルやられてるヒトに捲し立てるのは逆効果!) 予想通りオグリが再び泣き出すが、飛び出た言葉は少し違っていた。 「い、イチは…優しいな……」 普段だったら飛び上がって「はあ!アタシが優しい!?」ってなる所だが、今はオグリを下手に刺激しないように否定しないでおく。 「…フン、少しはアタシを頼りなさいよ。」 (アンタを泣かしていいのはアタシだけなんだから)とは言えないので胸の奥にしまっておく。 「ぐす、さっきエアシャカールに会ったんだ。」 聞かされたのは、シャカールとアンダーテー〇の動画を見ていて、某兄骨が『セーブアンドロード』について言及するシーンを見たら、ある不安がよぎったらしい。 「……もし、この世界が明日にでもリセットされたら。」 「なんて、情けないよな…ひぐっ…」 何も言えずにただオグリを見つめる。 「タマやクリーク、セレモニー、そしてイチとの日々を忘れてしまうなんて、想像しただけで吐き戻してしまいそうだ……うぐっ」 「ちょっ!」 オグリが口に手を当てたのを見て慌ててゴミ袋を渡す。 ここから嘔吐表現なんだ◇ 「う、うげええぇ!」 「ホントに吐いた!?」 ゴミ袋に黄色い流体が溜まっていく。 袋越しでも酸っぱい匂いが鼻を刺激する。 「お”え”ええぇ」 「あーもう!」 意を決して隣に座り、オグリの背中を叩く。 とん、とん、とん。 「全部吐いちゃいなさい。」 「げほっ、ゲボッ、げええぇえ」 近くにいった事で匂いがダイレクトに伝わってくる。 (こんなに吐いて…こっちも貰いゲロしちゃいそう……うっぷ) 青くなった自分の顔は、吐くのに忙しいオグリには見られなかった。 ここまで嘔吐表現なんだ◇ 「……落ち着いた?」 「なんとか、ふぅ…ふぅ…」 それでも深呼吸している。オグリの隣に座ったイチはタオルで顔を拭いてあげた。 「……他に何か、あるんじゃないの?」 「えっ」 ぎくり オグリの顔がそう言った気がした。 「…話して、いいだろうか。」 「この流れで誰が断るのよ。」 安心したようなオグリはぽつぽつと話始めた。 「私は…怖いんだ。」 「怖い?」 「本当に……私の走りが、カサマツの皆に笑顔を届けられているのか、が……」 「………」 手で続きを促すと、オグリは頷き、語り始める。 「え、エゴサーチを、したんだ。昨日。タマからはやらない方がいい、と言われていたが、好奇心に誘われてつい……そうして、掲示板と呼ばれるサイトを見たんだが…」 心無い誹謗中傷を目の当たりにしてしまった。のだろう。 「…はぁ」 「!…やはり迷惑だっただろうか…」 思わずため息が出てしまったので弁明。 「いや、英雄サマも、ちゃんとウマ娘らしい不安を持つんだなって。」 まったく、と、もひとつため息。 「確かに、自分の頑張りが他人からどう見えてるかなんて、簡単には分からないわよね。」 「あ、ああ…」 オグリの正面に立つ。 「でも、アンタにはいるじゃない。」 「誰が、だ…?」 ぎゅっ、とオグリに抱きつく。 綺麗な芦毛が顔をくすぐり、柔らかい匂いが鼻腔を満たす。 「アタシ達に決まっているじゃない。」 「…!」 オグリも抱き返してくる。 「アンタは頑張ってるわ、誰がなんと言おうと。アタシやタマモクロスさん、クリークさんが1番理解してる。」 「イチ…」 抱く力を強める。勝手に離れて行かないように。 「だから、1回休みなさい。アタシの胸なら、幾らでも貸してあげるわ。」 「うぅう、イチ…!」 オグリも力を強めてくる。 「ほら、もう大丈夫、何も怖くないわ…」 以上、オグリを慰めるイチでした。 ゲロシーンは個人的な趣味嗜好です。許して 読んでくれてありがとうなんだが?◇ ページトップ 2つ目(≫178~181)≫176、177より派生※嘔吐表現あり ≫176 二次元好きの匿名さん22/04/24(日) 16 38 15 イチちゃんモニちゃんの強さはどのくらいなのか あまり盛るのもアレだし重賞レース出走できるかぐらいな予想 ≫177 SS筆者22/04/24(日) 20 13 17 ≫176 リアル競馬の事情を持ち込みたがる人間としては、重賞ウィナーにはしたくないなあ、という負の希望が先に来てしまいます 重賞に勝つということは、記録に未来永劫その名前が残るとともに、私たちの世界で本来勝つはずだった競走馬の存在を否定してしまうことになってしまいますので ですので良くて400万下(おおむね1勝クラス)~準オープンくらいで20戦して、4勝くらいかな、と…… 彼女たちの思いに背いてしまうところはわかっておりますが、将来は学園スタッフや誘導ウマ娘(?)などになっていそうだなと思ってます。妄想でした ゲロの人◇22/04/24(日) 22 54 35 「はい、こっちですよー」 ウマ娘が次々とゲートに入っていく。 私は誘導ウマ娘のレスアンカーワン。 同僚や友達からはイチと呼ばれている。 今日はこの東京競馬場にて、ウマ娘達をゲートに誘導、最悪強制入場させるという仕事をしている。 「はい君ー、ゲート入るよ。」 声をかけられたウマ娘はプルプル震えている。この一大ステージに立ったのが怖くなったか。 「もう、ここまで来たんでしょ?あと1歩よ。」 「で、でも私、負けるのが怖くて……」 真っ青な顔からはそう放たれた。 その言葉に思わずチクリと心に刺さる。 まるで私の過去に重なるような気がして。 「……負けるかどうかなんて勝利の女神サマにしか分からないのよ。それに貴女にはGIに出れるくらい実力があるのよ。ほら、頑張りなさい!」 背中をポンと叩いてやる。 自分で発した言葉の一つ一つが過去の自分に突き刺さるような気がして気分が悪い。 全員がゲートに入り、私達誘導ウマ娘は芝から離れる。 皆期待と不安が入り交じった眼をしている。 昔私もゲートであんな眼をして、して… していたか? 「…ウゥッ」 思わず口に手を当てる。 競技場の中のトイレに駆け込み、溜まっていたものを吐き出す。 「ッうげぼおおっ!」 ビチャッ! 「ゲボおああア!」 便器の中を黄色に染めていく。 自分の過去に残した後悔や留めるには毒が強すぎる醜い羨望も一緒に吐き出す。吐き出す。吐き出す。 「げほっ、げほっ…ふぅ……」 一通り吐き、落ち着いてきた。 「…今日はもう帰ろう。」 誘導ウマ娘としての仕事は終わらせた。 家に帰ろうか。 ◇ 「あっ!イチ!」 「へっ?」 聞きなれた声。 透き通った芯のある声。 振り返ると綺麗な芦毛が目に入る。 「オ…グリ?」 「久しぶりだな、イチ!」 感動の再開だ。 「オグリは今何してるんだっけ?」 帰りながら道を歩く。 「うん、社会人レースに出ながらカサマツで働いているぞ。」 社会人レース。読んで字のごとく既に学園から引退したウマ娘達が走る専用レース。 走りはピークを過ぎたため少し劣るがそれでもスターとして活躍したウマ娘が走る事が多いので観客は12分にいる。 「イチは?」 「誘導ウマ娘。キラキラしてるアンタとは違うのよ。」 オグリと自分を比べてしまって少しマイナスになってしまう。 「確かに違うな。」 「は!?」 そう言われてバカにされた気分になり、激昂してオグリに掴みかかる。 「違う違う!私が言いたかったのは、あの…そう!縁の下の力持ちだ!」 「?」 オグリから手を離す。 「確かに私は表舞台で走っている。だがそれは君のような影の立役者がいてこそなんだ。◇知らなかったのか?」 「いや、そう言われても…」 「イチ、君はよく頑張っている。これからも頑張ってくれ、程々にな。」 そんなことを言われたので顔が熱くなるのを感じる。 「~~~!フン!どうせアンタなんか一生テレビでチヤホヤされてればいいのよ!じゃあね!!」 「またな!」 早足でオグリと距離をとる。 家に帰って洗面台の鏡を見て初めて、私の頬が上がっている事に気づいたのだった。 ページトップ Part11(≫115~118) ゲロの人◇22/05/11(水) 19 51 46 ぐうぐうと腹の音が鳴っている。 視界は真っ暗で何も見えない。 足音が聞こえる。ひとつはクリーク、もうひとつはイチの分。 美味しそうな匂いが鼻腔を満たす。しかし匂いの元にありつく事は出来ない。 全ては私の責任だ……。 ◇ 話は数分前、私が寮で貸し出しているキッチンに辿り着いた所から始まる。 「それじゃあクリークさん、お願いします。」 「こちらこそ、お願いします〜。」 そんな声が聞こえてしまった。 すぐさま私の腹は怒号を上げる。 「ん?」 「あら?」 気づかれてしまった。 (これでは、私が2人の料理に釣られてやってきた卑しいやつみたいだ!) そんなことを思ってしまった。 咄嗟に私は 「ぐう……」 寝たフリをした。 キッチンの中に入り、ドアの前で座り込んで狸寝入りをした。 「…って、オグリじゃない。なんで寝てるの?」 「トレーニングの疲れが溜まってたのでしょうか…」 「まぁ邪魔しないみたいだし、少し動かして料理しましょう。」 2人に引きずられて壁に背をもたれる。 「胡椒とってくれる?」 「はい、どうぞ〜。」 カチャカチャと、2人のハーモニーが奏でられる。 だんだん美味しそうな匂いが満たされていく。 (もしかして……この状況不味いのでは?) オグリ、史上最強のミスをしてしまったのである。 ◇ 結果、≫115に至るというわけである。 (もっかい呼びかけられたら起きよう……) なんて考えていた。 この考えが甘かった。 何時でも助け舟は出港する訳では無いのだよと教えられた。 「………オグリちゃん、寝ちゃたみたいですね。」 (なにっ!?クリーク!起こしてくれ!!) そんな願いが叶うはずもなく、 「そう、それじゃあ食べちゃいましょう。」 「ですね。」 2人が食べ始めてしまった。 オグリは寝ているというていなのですぐに起きることは出来ない。 オグリは詰んでしまったのである。 ◇ 結局オグリが起きたのは、その数十分後で、料理は残り少なくなっていた。 「知ってるわよ寝たフリくらい…ププッ。」 「可愛かったのでイタズラしてしまいました〜。」 誰か私の顔を冷やしてくれ。 そう切に願う事しか出来ないオグリは無力なのだろうか。 ウマ娘で学ぶ昔話『児の空寝』 ページトップ Part12 1つ目(≫81) ゲロの人◇22/05/26(木) 21 06 32 原点回帰だ。なにかイタズラしてやろう、イチは考えた。 ということで再び大量のニンジンを送り付けてやろうと考えた。 まずはクリークさんにお願いした。 「イチさんは優しいんですね~」と言われた。イタズラなんだが......。 タマモさんにもお願いした。 「また惚気につきあわされるんか...」と呆れられた。好きではないんだが......。 モニーにもお願いした。 「ほらオグリギャル!オグリギャルしてるう!!」と言われた。ギャル......? 友達にもお願いした。 「やっぱりオグリギャルだ!」と囲まれた。だから違うっての......。 集まったのでオグリに渡した。 「ふふ、やはりイチは優しいな。」と言われた。全く、バカみたいだ......。 「でも、悪い気はしないわね。」とイチは微笑んだ。 ページトップ 2つ目(≫97)≫96より派生 ≫96 二次元好きの匿名さん22/05/29(日) 17 34 37 ダービーのレコード更新されたな…… チヨちゃんはおらんのかね?イチヨも見たいのだが…… ゲロの人◇22/05/29(日) 18 18 06 ≫96 犬みたいな人だった。 「初めまして、サクラチヨノオーです!」 オグリの友達、ということで紹介された彼女。 桃色の髪に謎のサイドの角、まるで犬の耳みたい。 「初めまして、レスアンカーワン……イチって呼んで。」 「分かりました、イチさん!」 聞こえた高い声には、確かに敬意の念が見て取れた。 「その手はなに?」 チヨノオーに料理を作っていたら、隣にチヨノオーが生えてきて手を自分の顔の前で握っていた。 「えーっと……これは、その……」 「……まあいいわ。座って待ってなさい。」 「っはい!」 そう言うと、らんらんと席に戻っていった。 (ほんとに犬ね……) 少し、かわいい。そう思ってしまった。 ページトップ 3つ目(≫131~133、≫143~148、≫157~158)≫129より派生 ≫128 二次元好きの匿名さん22/06/04(土) 18 41 05 夏合宿で上級生と下級生の親睦を深めるという名目で寝室は寮も学年も入り混じりの大部屋になっているというご都合設定のうえ イチオグタマモニクリークイナリデジタルで枕投げとか怪談とかやんねぇかな やってるよ ほんと?嬉しい イチちゃんがめちゃくちゃ怪談得意でモニーがめちゃくちゃ苦手だったらよくない? これを書いてくれる神が現れるのを待つ保守なんだ ゲロの人◇(非ゲロ)22/06/04(土) 22 04 22 時は夏、いつもの御一行は合宿という名のバカンスを満喫していた。 「オグリ止まって……!!」 「離すんだ……!全部の屋台を攻略するんだ!」 「攻略っちゅうんは全部食い尽くすこととちゃうんや!」 ビーチサイドらしい屋台で腹を満たしたり。 「見てろい……本場江戸の銃捌き、見せつけたる!」 「なんの本場やねん……大井は江戸ちゃうで?」 「あぁっ!外れた!タマモのせいやー!」 「悔しかったら当ててみろーい!」 「ちょっと!?人は狙っちゃだめー!!」 射的などのアトラクションを楽しんだり。 「せっかく海に来たんだし、海に行こう!」 「?????」 「あら?あらあら?あらあらあらあら……」 「ってウワーッ!クリークさんが流されてる!?」 「……じゅるり……」 「こらそっち!食べようとしないで!」 海で目いっぱい泳いだりした。 「ぜー、はー……来るんじゃなかったわ……」 「ツッコミおつー」 「モニー……どっちかというとあんたもツッコミ側でしょ……」 「なんか大変そうだったし、いいかなーって。」 肩が酸欠を起こしてるイチを横目にモニーはアイスバーを頬張っていた。 二人は宿舎のホールで休んでいて、これから部屋に行くところだった。 「やっぱり部屋割りは寮のと同じなのかな?」 「そうなんじゃなーい?行ってみよーよ。」 行かないことには始まんないので、さっそくしおり通りに宿舎を歩いた。 「ついたね。」 「でっかいドア!」 しばらく歩いて、指定された部屋についた。 「お邪魔しまーす。」 「誰もいないでしょ……って」 ドアを開けると、そこにはこじんまりとした二人用の部屋ではなく、複数人が収容できそうなだだっ広い部屋があった。 「……広くね?」 「うん……」 「邪魔するなら帰ってやー」 「はいはい失礼しました……って違う!」 部屋の中にはタマモがいて、恒例のノリに乗っかってしまった。 「なんか、交流を深めるーとかいうて、大人数の部屋にしたらしいで?」 「へえー。」 「それじゃあ、ほかにも人が来る.……ってコト!?」 なんとなくワクワクしながら荷物を整理していると、 「失礼する。」 オグリキャップが入ってきた。 「邪魔するでぃ!」 イナリワンが入ってきた。 「お邪魔します~」 スーパークリークが入ってきた。 「失礼しましゅ~……って、ヒョエエエエエエエ!!!」 マナーモードで発狂してるアグネスデジタルが入ってきた。 「このメンバーで1晩過ごすのね。」 「なんであたしめなんかがこんな尊み空間ににににに」 「デジタルすぐ発狂するー」 人が集まったため、部屋の角にあった机を囲んで会話している。 「晩御飯の時間はいつだ?」 「オグリの食欲………あと2時間後よ。」 この2時間で荷物を開けたりしろ、ということだ。 「片付けは済んじゃいましたし、何をしましよう?」 「せやなー……怪談話とかどや?」 「怪談!いいねぇ、江戸っ子の血が騒ぐでい!」 怪談話のどこに江戸要素があるのかは分からないが、特に他に案がないのでそれで決定した。 ◇ 「それじゃあ私から行くぞ。」 トップバッターはオグリキャップ。 「この間、食堂でご飯を食べていたんだ。」 「うん。」 「食堂の奥の方で、かちゃん、と物音がしたんだ。」 「はい。」 「怖いな、と思いながら自分のトレイに目線を戻したら……」 「ごくり…」 「白米が消えてて、何故か私の口元に米粒が着いていたんだ!」 「…………それあなたが無意識に食べてただけじゃないの?」 「む、そうか。」 ズコー!! 場がシンクロした。 「夫婦漫才助かる(尊死)」 デジタルは死んでいた。 ◇ セカンドバッターはタマモクロス。 「ウチが入学したばっかのことやったかなー、学校でっけーってなって、色々探検してたんよ。」 「はいはい。」 「保健室に調理室、実験室って探検してったら、ある部屋に着いたんよ。」 「部屋って?」 「それがな、あの、なになに部屋っちゅうプレートが付いてなかったんよ。」 「空き教室ですかね。」 「まあまあ。そいでその部屋、鍵が開いとったんよ。当選中入ったよな。」 「はい。」 「みょーに薄暗い部屋でな、暗いなー怖いなー言いながら中探ってたんよ。」 「おー。」 「したら部屋ん奥からくすくすって笑うような声が聞こえて来てな、誰かおるんかーって声ん方歩いてったんよ。」 「雰囲気出るー」 「ここら辺か?って1歩踏もうとしたら背後から何かに抱きつかれてな。まあフクキタルやったんやけど。」 「おぉ…」 「なんせフク曰く『この部屋にはウマ娘の怨念が大量に封印されてて、アナタは今その結界の中に入ろうとしてしまったんです!』って。」 「声マネ上手いね。」 「何とか事なきを得たんやけど、今でも覚えとる話やわー」 本格的な怪談だった。 ふと、イチがモニーの方を見てみると、妙に震えていたので、寒いのかと思った。 「寒いの?上着貸そうか?」 「い、いや、大丈夫だし?別に怖くて震えてる訳じゃないし?でも上着は貰うね?」 「う、うん。」 モニーがそそくさと上着を羽織り、暖かそうな見た目になった。 「イチモニてえてえ───────!!!!!」 デジタルは死んでいた。 ◇ お次はクリークの番だ。 「えーっと、友達から聞いた話なんですけど、あの、切株あるじゃないですか。」 「あの、気持ちを思いっきり叫ぶ切株ね。」 「はい、その友達もレースに負けてしまった悔しさを発散しようと切株目掛けて叫んでたんです。」 「うん。」 「一通り叫び終わって、どこかに行こうとしたんですよ。そうしたら。」 「そしたら?」 「切株の中から、1字1句違わぬ声が聞こえてきたって。」 「おおー、怖ー。」 そんなこともあるんだな、とイチは関心していた。 モニーがまた震えていたので、イチは心配した。 「モニー風邪引いてる?」 「ひひひひひひ引いてねえし!」 「無理しないでよ?」 イチの心配は本物だった。 「あ〜イチモニおかわりありがてぇ〜」 デジタルは死んでいた ◇ 今度はイチに番が回ってきた。 「うーん、それじゃあこんな話はどうかな?」 「なんや?」 「えーっとね、そう、これは私の話じゃないんだけど、A子とB子がいて、A子がベッドで寝っ転がってたのね。明日何しよっかーとか、そのコスメいいじゃん、とか話てたのね。」 「はいはい。」 「そしたらさ、B子がA子に言ったのね。『いいって言うまで目つぶってて』って。」 「なんやろな。」 「耳も閉じててって言われたから、ペタンって待ってたのね。でも10数秒経ってもなんもないんだよね。」 「おお……?」 「そしたら急にグイッ!って手を引かれてどこかに連れられてったんだよ。『なんかのサプライズかな?』ってA子はワクワクしてたの。」 「おう。」 「しばらく連れられてったら、足は痛いし風が寒いしって、なんだろって目を開けたら外だったのよ。んで、目の前にはB子がいたんだよね。なになにーってB子に言ったら、物凄い剣幕で、『今の人誰!?』って。」 「………?」 「『誰って…B子じゃないの?』『私さっき部屋に入ってきたばっかりだよ!私たちの部屋から私そっくりの人間が出てきたから、思わず隠れてやり過ごしたけど、今のほんとに誰!?』」 「……………」 「後日、ウマ娘を狙った凶悪な成りすまし犯が捕縛されたんだって。」 「………コワー……」 イチの迫真のセリフパートや話の構成にみんな圧倒され、怖気付いていた。 「当分疑り深くなりそうやなこれは。」 「……………怖い。」 オグリはクリークに抱きついていた。クリークは恐怖と興奮を同時に感じていた。 「………………………」 「モニー?」 モニーはあまりの恐怖に気絶していた。 「ここでまさかのクリオグ!?やべぇ!?」 デジタルは死んでいた。 ◇ イチの豪速球のせいで、これより怖い話は続かなかった。 「もうご飯の時間だな!」 オグリがすっくと立ち上がり、いそいそと着替え始めた。 「そういや浴衣持参って書いてたわね。晩御飯の時に着るのね。」 みんなで浴衣に着替え、外に出た。 「ポニーちゃん達、集まってくれてありがとう。これから晩御飯を食べに行くよ。じゃあなんで浴衣に着替えてもらったかって?それは他でもない、夏祭りに行くからさ!」 ◇ 「うわぁ……!」 「ここが……!」 一行は、夏祭り会場に到着した。 「ちょうど開催時期と被ってね。なんとか調整出来たのさ。ちゃんとしたご飯が食べたいなら、あそこのテントに行ってね。今夜は自由行動としようか!じゃあね!」 フジキセキが立て板に水の如く話し、気づいたら去っていた。 「自由行動か……!ええな!」 「よっしゃい!屋台回ろか!」 タマとイナリが組んで行動した。 「それじゃ、行こうか。クリークさん」 「分かりました〜」 クリークとモニーがペアを作った。 「それじゃあデジたんは土になりますね…」 デジタルは風化し土と同化した。 「それじゃあ……行こっか。オグリ」 「分かった」 どうやらイチとオグリがコンビになるのは、最初から確定していたようだ。 「む、あれは焼き鳥か」 「アンタ、そんなに金持ってたんだ……」 オグリが食べても食べても止まらないので、沢山お金を持っていたようだ。 「フフフ……私の賞金を舐めないで欲しいんだが?」 「そういやそうだったわね………」 これも全てオグリの実力が成し得る技か、とイチは呆れた。 「おーい!」 「はいはい、1人じゃ持てないっしょ?」 「はい、イチの分だ」 と、焼き鳥を1パック分こちらに手渡してきた。 「あ………」 「まさか塩の方が良かったか!?」 オグリがシュババババと手を右往左往させて心配してくる。 「ありが、とう……」 「!………どういたしまして。」 イチの赤くなった顔は、闇夜に溶けて誰にも見られることはなかった。 ページトップ Part21(≫34~36)※嘔吐表現あり ◆vMUy6dJHRM23/01/17(火) 22 36 41 イチが風邪をひいた、とは誰から聞いたか。 思い出す間もなく、私はイチにお粥を与えている。 「ほら、あーん。」 「あー……む。」 濡らしたタオルを頭に乗せて布団に入っているイチの隣で、ボウルとスプーンを持っている私。 イチのため、だと思えばこのお粥に食欲の矛先が向かうことも無くなったのは、可笑しいと思うべきか誇るべきか。 上気した頬と潤んだ目を向けてくるイチが、ただただ愛おしくて。 お粥を乗せたスプーンを差し出せば、素直に…何も考えずに口を開けてくれる。 腹の中で何かが疼くのが分かった。 「ん……少し席を外すぞ。いいか?」 最悪の万一を懸念して桶を取りに行こうと席を立つ。 すると、ぐいと裾を引っ張られた。 「……いっしょにいて…」 「……っ」 ああ、そんな可愛い顔をしないでくれ。 そんな可愛い声をしないでくれ。 また、君を…イチを好きになってしまう。 歪んだ笑みを隠すこともせず座ったが、イチには気づかれていなかったらしい。 桶はタマに持ってきて貰おうとLANEを開いた。 ここからゲロ描写なんだ ─────────────────── タマから桶とお粥のおかわりを受け取り、イチの看病を続ける。 何口か食べさせた後イチを寝かしつけていると、いきなりイチが上体を勢いよく起こした。 「ど、どうした?」 「桶、桶………っ」 想定していた万一が来たらしい。 急いで足元に置いていた桶を手渡す。 半ば奪い取るように、イチが急いで嘔吐の姿勢に入る。 「っ……」 咳き込んでから、胃の内容物を体外へ発散させる。 くぐもった音はこちらにまで吐き気を誘うが、そこはなんとか根気で抑える。 ビシャビシャと音を立て桶に吐瀉物が溜まっていく。 ツンとした匂いが鼻を突く。 少し経って、ようやく発散が収まったようだ。 「ごべ、んね……っ」 「いや、大丈夫だ。」 差し出された桶を受け取った。 その揺れで、内容物が波を立てる。 その波は、私の桶を握った右手親指に当たった。 ぴちゃり、とイチの体温が伝わる。 桶を自分の後ろに置く。 体をねじったまま、親指を自分の顔に近づける。 すえた臭い。でもイチのものだと思うと吐き気はしなかった。 むしろ……… ゲロはここまでなんだ ─────────────────── ぐぎゅるるるるる…… 瞬間、異様な音が部屋に響く。 「………あ。」 それが私の腹から出た音だと気づくのにはそうかからなかった。 「……タマも呼ぼう。」 自分はここから動けない。 タマにご飯を持ってきてもらうのと、桶の事。 左手で、いつの間にか眠っていたイチの頭を撫でる。 髪を通じて伝わる体温が、いやに愛おしく感じた。 ページトップ
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パラメータ 成長パターン 初期コマンド 覚える技 出現条件 クラスチェンジ派生 解説 コマンドサンプル(【会心の一撃】型) 他メディアにおいて パラメータ 属性 水 性別 男 出現章 第5章 クラス ☆☆ 種族 戦士 入手方法 バトル入手 下位EX 海賊の意地 上位EX アンカーの意地 消費EXゲージ 5 形式 連打 成長パターン HP レベル 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 個 体 値 0 127 129 132 134 137 139 142 144 147 150 1 128 131 133 136 138 141 143 146 148 151 2 130 132 135 137 140 142 145 147 150 153 3 131 134 136 139 141 144 146 149 151 154 4 133 135 138 140 143 145 148 150 153 156 5 134 137 139 142 144 147 149 152 154 157 攻撃 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 個 体 値 0 25 25 26 26 27 27 28 28 29 30 1 25 26 26 27 27 28 28 29 29 30 2 26 26 27 27 28 28 29 29 30 30 3 26 26 27 27 28 28 29 29 30 30 4 26 27 27 28 28 29 29 30 30 31 5 26 27 27 28 28 29 29 30 30 31 素早さ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 個 体 値 0 8 8 8 8 9 9 9 9 9 10 1 8 8 8 9 9 9 9 9 9 10 2 8 8 9 9 9 9 9 9 10 10 3 8 8 9 9 9 9 9 9 10 10 4 8 9 9 9 9 9 9 10 10 10 5 8 9 9 9 9 9 9 10 10 10 初期コマンド ★ ★★ ミス かばう こうげき かばう こうげき! こうげき! ためる こうげき! ★→★★ 会心の一撃 会心の一撃 会心の一撃 覚える技 単体選択攻撃 こうげき こうげき! 会心の一撃 ランダム攻撃 全体攻撃 防御 かばう 回復 強化 召喚 異常 EX増減 コマンドパワー増減 ためる ★→★★ 技変化 無効 ミス 出現条件 ☆クラス合計 ~6 ☆クラス合計 7~9 クラスチェンジ派生 海賊アンカー(Lv10)+怒りの錨→怒の海賊アンカー 海賊アンカー+海賊アズールor雪戦士スノー→ヨルド 解説 海賊アズールを「おかしら」と呼び慕う、アズール海賊団の一員。 EXは自分を999回復し、永続的にかばう+水属性技を下位だと40%、上位だと80%軽減する。 ロボ四式などと同じく、発動後に【かばう】を使用すると上書きされてしまうので注意。 同種の軽減効果の重ねがけはできないが、下位と上位の軽減効果は重ねがけ可能。 【かばう】と併せて壁役に適しているが、怒の海賊アンカーになれば攻撃力の上がる【怒りシントウ】で攻撃もこなせるようになる他、(BOSS)邪帝クジェスカの出現条件の1つとなる為、役割を考えて育成したい。 コマンドサンプル(【会心の一撃】型) ★ ★★ ミス ミス ★→★★ こうげきorかばう ★→★★ 会心の一撃 ★→★★ 会心の一撃 ★→★★ 会心の一撃 ★→★★ 会心の一撃 怒の海賊アンカーへの進化時に2リールの【こうげき】を【ためる】にすれば、【会心の一撃】が【★★→★★★】と同コストのため育成が楽になる。 他メディアにおいて 漫画「ぼくのケロゴン」において、彼に瓜二つな人物が主人公スサオの父親として登場。 主に魚屋を営んでいるが、ウサギ小屋を一から作り直すなど、大工としての技術も高い。 反面、強面であるためか、周りの人々から怖がられたり悪人扱いされてしまうこともある。
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アンカール 男 2064年~1992年 カウマ法国領出身 髪:白 瞳:猫/灰色 稀目:? 教団の長老、小さい村の長でもある。 教団の進捗は合議制を持って行う事と言うバルトネスの教えを頑なに守ろうとしたが、それも合議で敗れ教団と袂を別つ。 しかし、別れた後にエダルノの村の者に、村人と共に尽くを殺されたと考えられる。 元は粛清を行う者であったが、その任をサウサーに譲ってからは緩やかな日常を望んで居た。 稀種ではあるだろうが、その目が何であるのかは不明。
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ジ・アンカー ■キャラ名 ジ・アンカー ■性別 両性 ■持ち物 黒いフード ■ステータス 攻撃力:3 防御力:3 反応:3 精神:3 特殊能力 『シュレディンガーの猫』 発動率80% 身につけている黒いフードを脱ぎ捨てるまでは、どの様な魔人がフードを身につけていたか確定せず、あらゆる可能性があるという能力。 全てのプレイヤーキャラクターが公開された後、GKはメイン掲示板に「ジ・アンカーの正体スレ」を立て、ジ・アンカーの本当の 名前 性別 所持武器 ステータス 能力内容 能力原理 キャラクター設定(出身地、種族、生い立ち、目的など) を全て安価で決める。(安価の具体的な方法、誰が安価に参加できるか、やり直しの判断などはGKが独断出来る) 【GK補足】 各ターン開始時に発動判定して、成功したら安価して、そのターンの調教パート開始時にベールを脱ぐ。 なお安価の方法ですがGKはラジオもスカイプもできず、安価のために特定日時に人を集めるのも大変そうなので、先にスレを立てて内容募集した上で、採用するレス番をダイスで決めるという「逆安価」みたいな方法でやってみようかなーと考えてます。 キャラクター設定 黒いフードに身を包んだ、正体不明の魔人。その正体を知る者は世界に一人も存在せず、「あらゆる可能性を秘めた全国風紀委員連合の最後の希望」と言われている。 *
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レスアンカー 概要 2ちゃんねるで、 の後に任意のレスの番号を付けることで、そのレスへのリンク付けを行うシステムのこと。 リゾスレにおいては、まとめサイトへの作品収録作業の際に、作品を拾いやすいという事情から、まとめの人ヽ( ゚∀。)ノ の要請により複数レスに跨る作品の投下時に、付ける事が多い。 初めて投下した作者は付け忘れることも多いので、代わりに付けてあげたり、優しく知らせてあげることが、正しい先住民の姿であろう。 したらばの代理投稿スレからの転載時や、携帯からの投下時には間違いやすいので、気をつけたいものである。 代理投稿でもなく、携帯からの投稿でもないのにアンカーミスをする人間は、ただの慌て者である。 アンカーミスが思わぬ展開を生むこともある。(→D586」)